東北が下降傾向に
草津温泉が14年連続の1位を獲得した第30回「にっぽんの温泉100選」。ここでは100選すべてのランキングを掲載し、11位以下に注目して、順位の変動を見ていこう。
11~30位で5ランク以上の変動を挙げると、上昇が15位の月岡温泉(新潟県、昨年22位)、18位の万座温泉(群馬県、同29位)、26位の熱海温泉(静岡県、同33位)、28位の昼神温泉(長野県、同40位)、30位の塩原温泉(栃木県、同38位)の5カ所だった。下降は22位の鳴子温泉(宮城県、同17位)のみ。
31~50位の10ランク以上の変動は、上昇が36位の湯西川温泉(栃木県、同70位)、43位の板室温泉(栃木県、同65位)、47位の別所温泉(長野県、同57位)、49位の知床・ウトロ温泉(北海道・同74位)の4カ所。下降は31位の秋保温泉(宮城県、同19位)、37位の修善寺温泉(静岡県、同23位)、40位の霧島温泉(鹿児島県、同25位)の3カ所。
51~100位の20ランク以上の上昇は、63位の母畑温泉(福島県、同88位)、76位の人吉温泉(熊本県、同圏外)の2カ所となっている。
地域がまとまって温泉地づくりに努力しているところが順位を上げた。東北の温泉地は東日本大震災の影響が尾を引き、順位を落としている。
朝食がおいしい宿
近年は夕食ばかりでなく、朝食にも力を入れている旅館・ホテルが増えてきた。そこで今回は「朝食がおいしい宿」のベスト10を選出してみた。
1位に選ばれたのは「ラビスタ函館ベイ」(北海道・函館)。バイキング形式で新鮮な海の幸を堪能できると票を集めた。
2位は「城山観光ホテル」(鹿児島県鹿児島市)で、ビュッフェ形式で郷土色豊かな料理を味わえることで評判だ。
3位の「加賀屋」(石川県・和倉温泉)は、日本旅館らしく味噌汁、佃煮、焼き魚といった和の一品が高く評価されている。